外壁塗装を怠った家はどうなるのか？

外壁塗装の目的とは

住宅やマンションを劣化から守る

そもそも外壁塗装の目的とは、雨漏りや太陽光といった外的要因によって建物が劣化することを防ぐというものです。外壁を塗り替えることにより、建物の防水性や断熱性を高めることができ、年数を重ねるごとの経年劣化にも対応できます。日本の場合は他の国と比べて季節による気候差が激しいので、建物はその影響を受けて劣化しやすくなっています。外壁塗装は建物の外観をキレイに保つという点もありますが、基本的には「建物を守ること」を目的として施工されます。

建物の寿命を伸ばす

外壁塗装は建物の寿命を伸ばすことも目的です。外壁塗装をせずに放置している建物と、一定年数が訪れるたびにしっかりと塗装を行なっている建物では最終的な寿命も変わってきます。木材やタイルの劣化などが原因で、前者と後者を比べると数年以上の寿命の差が出てくることもあります。寿命の差が出ないためにも、外壁塗装は定期的に行うようにしましょう。

外壁塗装をしなかったら起きる事態

外壁のひび割れが目立つようになる

外壁の塗装を行わないままにしておくと、外壁のひび割れが進行していきます。ひび割れが進んでいくと壁の艶が無くなっていき、防水効果が薄くなっていきます。また、湿気を帯やすくなり、徐々に壁が歪み始めるなどの事態が起きます。壁全体にひびが広がっていき、亀裂などが増え建物が脆くなっていきます。

水が内部に侵入してくる

割れた壁面や亀裂から雨水などの水が内部に侵入していき、壁面だけでなく内部からも劣化が始まります。また壁面にキズができていると、そこから虫など侵入してくるようになり、シロアリが家に住み着いてしまうことも考えられます。この事態に陥ると害虫駆除などで業者を呼ぶ必要が出てくるため、余計なお金がかかってきてしまいます。

建物の基礎部分が劣化

外壁だけでなく内部にまで劣化が進行すると、やがて建物の基礎部分への劣化にも繋がります。大抵の建物は木やコンクリートなどが土台として使用されていますが、この部分に影響が出ることになります。台風や比較的揺れの少ない地震などにも対応できなくなってしまい、非常に危険な状態になります。

外壁塗装をせずに起きた事態で必要な工事

雨漏りの工事

雨漏りの工事は100万円単位で行われることもある、とても費用の高い工事です。雨漏りが起きる原因としては屋根の劣化によるものがほとんどです。屋根にキズや瓦のずれから建物の中に雨水が流れてきて、雨漏りが生じます。屋根が劣化しきっていて屋根を全て交換しなければいけないことになった場合、120〜200万円の費用が発生してしまう可能性もあります。結果として、外壁塗装を行う費用よりも大きくなってしまいます。

断熱材の補修工事

外壁が持ち合わせている防水性や耐熱性が機能しなくなり、防水シートを乗り越えて断熱材まで劣化が進んでしまうと補修費用がかかってしまいます。業者によっては費用が100万円を超えることもあり、外壁塗装に重なって費用が発生することになるため、総費用が大変なことに。また、断熱材にまで劣化が進行しているということは基礎的な土台部分にも劣化が起きていることなので、ここからさらにお金がかかる可能性もあります。

解体工事

家がとても住めない状況になってしまった時は、解体工事が必要になります。木造建築の場合は150万円以上、鉄骨でできている場合は300万円以上の金額がかかります。解体することになると、また別の家を探さなければいけなくなるのでその費用もまたかかることになるでしょう。外壁塗装を怠ってしまうと、こういった事態になってしまいます。

まとめ

節約の感覚で外壁塗装をおろそかにしてしまうと、結果として外壁塗装よりも高額のお金を払ってしまうことになります。最悪のことにならないためにも数年おきのスパンで外壁塗装を施工するようにしておきましょう。有限会社ライトでは地域密着型の外壁工事を承っており、お客様に満足を提供することを心がけて施工を行なっています。少しでも不安になった方は、ご相談に乗ることもできますのでお気軽にお声掛けください。